空想と太陽の物語3
こうして月の神の神託により、真の光の御子として認められた侯輝と、月の神の神官長たる夏侯継、そして月の巫女達との交流が始まった。夏侯継や巫女達の働きにより根強く存在していた闇への一方的な偏見と差別は少しずつ解消されていくことになった。
侯輝が月の神の教団内において光の御子と認められる存在になろうとも、できるだけ普通に暮らしていたいという侯輝の想いに答え夏侯継が必要以上に教団と関わりあいにならない様徹底的にガードした為、侯輝と天理の生活に特段大きな変化は無かった。神官長と巫女の従者達の強力なツテができたというよりは、父親や同世代のメル友が増えたという感覚である。
これまで通りS.Gの大小様々な職務を着実にこなし、休みの日は今日も今日とてゴロゴロと二人の愛を育んでいた。
侯輝:「父さんから次いつ帰れそうかまたメッセージ来てる。忙しいはずなのに筆マメなんだよね……」
天理:「ふふ、親父さんなりにお前とやり直そうと頑張ってるんじゃないか?」
侯輝:「そうかなあ、二言目には天理さんと仲良くするんだぞーとか一緒に帰ってこいよーって言われるんだけど。あ、」
天理:「お前の事心配なんだろ。どうした?」
侯輝:「遊園地のチケット信者さんから貰ったから天理さんと行ってきなさいだって!やった!父さん偉い!流石神官長!」
天理:「お、おお!何かそれいいのかって気はするが、今度の休みに行くとするか」
侯輝:「わーい遊園地デートだ♪」
その遊園地は最近出来たばかりの新しい施設で、最新型の体感型アトラクションで有名な場所だ。それでいて敷地の一部には古代遺跡をそのまま復刻した施設もあり、純粋に遊びに来る者、そして研究者も多く訪れる。遺跡好きの天理がふらふらと遺跡施設にべったりにならない様に注意しなくてはならないと侯輝は考えていた。
天理:「お、これ面白そうだ」
侯輝:「え?どれ?」
そこには『遺跡脱出』と書かれた看板があった。
天理:「迷路みたいな遺跡を進んでゴールを目指すらしい」
侯輝:「へー最後までたどり着いたらお宝貰えるのかー面白そう!」
遺跡調査であれば普段S.Gの仕事でたまにやる事だが、実際の遺跡調査はファンタジーな冒険世界と異なり大変地味なもので宝箱なんてまず出てこない。なのでこういうゲーム感覚の遺跡探索は新鮮だった。
受付AI:「ようこそ!新人の冒険者さん。では説明しますね!」
侯輝:「はーい!」
天理:「俺らプロだし、お前もう新人じゃないけどな」
侯輝:「こういうのはノリが大事だよ!天理」
天理:「はいはーい」
冒険者ギルドのお姉さん風受付AIから説明を受ける。この施設は全部で9階層に分かれており、各フロアごとに設定された謎を解き明かして上の階に進むという仕組みになっているらしい。精霊魔法は低級魔法のみ使用可、武器は支給されたもの、内部で取得できたもののみ使用可。
天理は棒読みでAIに答えていたが説明自体は真剣に聞いていた。遊びとはいえなんだかんだで本気で付き合ってくれるところは天理の好きなところだ。
侯輝:「よし、行こう!どうせだからプロらしく最高記録出しちゃおうよ!」
天理:「ははは、いいよ、ちょっと本気出してくか」
支給されたアトラクション用の武器を軽く振りつつ、笑いながら二人は意気揚々と遺跡の中へと入っていく。一旦エレベーターで地下8階まで降りたところからスタートだった。ここから上へと登り地上を目指すらしい。
ーーお前とはじめて冒険した時の事、きっとお前の方が覚えているんだろうな。
地下8階はチュートリアルを兼ねているらしく、ゲーム初心者向けにも易しく迷路には落とし穴などのトラップは無いらしい。モンスターも弱いものしか出ず普段の訓練に比べたら準備運動程度だった。しかし油断はできないと警戒しつつ慎重に進んでしまうのは職業柄ゆえか。
侯輝:「ん?何か聞こえた?」
天理:「いや、何も。警戒するか?」
精霊使いとして優秀な天理は風の精霊シアに頼んで辺りを警戒する事もできるが俺の動物本能的な第六感を信用してくれてこうして慎重に俺の意見をちゃんと聞いてくれる。天理と初めての任務の時は俺がカンだけで一人突っ込もうとして怒られたのはいい思い出だ。
侯輝:「気のせい……かな?先進も!」
天理:「ああ」
アトラクション用武器の操作感を覚えたところでフロアボス"間抜けなホブゴブリン"を倒し順調に地下7階へと昇る。フロア毎にもクリアタイムランキングがあるらしく成績は上の下といったところだった。上位は周回組が多いのだろう。俺がむぅと負けず嫌いを発動していると「初めてにしては上々なんじゃないか?」と天理が苦笑しながら腕を伸ばし頭をくしゃくしゃと撫でてくれた。時折子供扱いする様な行動をとるが、俺はそれが嫌じゃなくてむしろ嬉しい。
侯輝:「そうだね!楽しんだ奴が優勝だよね!」
天理:「ふっははっ、その意気だ」
天理が笑っていてくれるんだからもう優勝した様なものなのだ。
ーーお前が護ってくれてそして俺が謎を解き明かす。楽しかったな。俺の研究成果が認められてお前が喜んでくれてたの本当に嬉しかった。研究資料の協力者にお前の名前ずっと入れてたの知ってたか?
地下7階に昇ると遺跡風のダンジョンでモンスターに加えいくつかの小部屋には謎解きが存在していた。
天理:「おおお……アトラクションにしては精巧な造りだな。これは普王朝時代の……」
侯輝:「天理ちょっとぉ!モンスター来てるってば!遺跡見てないで手伝って!」
任務中は自制しているが今日は遊びに来ているという気の緩んだ天理の悪い癖が出ていた。
天理:「あぁすまん」
侯輝:「も~!ちょっと集中してよ!危ないでしょ!」
そうは言ったものの天理を傷付けさせるつもりなんてなかった。遊びだろうが何だろうが絶対に護るのだ。そう誓ったのだ。
戻ってきた天理と協力してモンスターを倒すと天理は遺跡に楽しそうに夢中になり始めた。
天理:「ふむ、この仕掛けは……ほーふむふむ……」
侯輝:「謎解けそう?」
天理:「あ。それならそこの模様をこう動かしたら……ほら開いた」
天理がさっき見ていた方の壁面パネルをさっさっと動かすと扉が開き通路が見えた。
侯輝:「……俺が戦ってる間にもう解けてたんじゃん!その後遊んでたね?!」
天理:「あ、遊んでねぇよ!学術的にだな!わぁっ!」
言い訳し始めた天理をぎゅうと抱き締めると大人しくなった。
俺の腕の中で恥ずかしげに俯く姿が可愛くて仕方がない。
天理:「……他の奴が来るかもだろ……離せ」
侯輝:「やだ」
天理:「…………俺が悪かった」
侯輝:「うん」
腕の中から解放してあげると、ほっとした様に息をつきつつも名残惜しそうに「……もういいのか?」と見上げてくる。その様子が嬉しくてにこにこと笑ってしまう。
侯輝:「うん!天理チャージ完了!」
天理:「ぅ……ばぁか」
恥ずかしそうに目を伏せる姿に胸がきゅんとする。本当はずっと抱きしめていたいけど、天理が一番可愛い姿は俺達の家に帰った時だから我慢する。
ーー二人で苦労していい家に引っ越したと思ったら妖精が居たのには驚いたよな。みんな宝物だ。
地下6階に昇ると先ほどまでの雰囲気が一変し、どういう仕組みか分からないが森林の奥地の様なフロアに出た。振り向くと巨大な木のウロの中にさっき登ってきた地下階段が見えた。
天理:「よくできてんなー空まで投影してるのか」
侯輝:「見渡す限り木ばっかりで迷いそうだね」
野外知識は豊富だしS.Gの任務でも森林散策は経験しているから迷わないと思うが、こんなに鬱蒼と茂った森は初めて見た。
時折顔を出しては逃げていく小さな妖精を横目に、森のモンスターをいなしながら慎重に進んで行くと森の中に少し開けた広場に見事な桜の大樹があった。
侯輝:「綺麗……」
天理:「そうだな」
満開の枝垂れ桜の花びらが風に舞い散り幻想的だった。夏侯の実家にもいくらか存在していたが、なぜかふと思い出したのは見覚えがない家の小さな庭にはえる1本の桜で、とても懐かしい気分になった。天理も何か思うところがあったのか二人してその景色に見惚れていると突然女の声がした。
桜の精:「あぁら、いい男が二人もいるじゃなーい。アタシと一緒にずっとここで暮らしましょー」
声の方を見るといつの間にか樹に寄りかかる様に座る妖艶な美女がいた。
侯輝:「うわぁすごい美人。こんにちはー」
天理:「……木の精っぽいな。敵か、イベントか……」
桜の精:「うふふ。アタシは敵じゃないわ。桜の妖精よ。よろしくねぇ」
その女性は立ち上がると俺達より頭二つ分は高い身長に豊満な胸、長い脚、腰まであろうかという長く美しいウェーブの桜色の髪をしていた。
桜の精:「いい男は大歓迎!どう?今晩一緒に寝ない?」
天理:「え?いや俺達は先に……」
天理の顎に手を添え甘い香りを漂わせながら迫る桜の精から俺は慌てて天理の肩を抱き寄せた。
侯輝:「ごめんねっ。俺たち結婚してるからっ!」
天理:「えっ!勝手に決めるな!」
桜の精:「あぁら、仲がいいのねぇ。そっちのお兄さんもどう?」
そう桜の精が言い、甘い香りがし、俺と目が合った瞬間、とてつもなく桜の精が魅惑的な存在に見えて堪らなくなった。
天理:「おいっ!侯輝!チャームか!」
天理から手を離しフラフラと桜の精に近づこうとする俺の腕を左手で掴み、天理は厳しい表情で桜の精を睨みつけた。右手には詠唱すらしていないのに火の精霊ブラムが召還されていた。
桜の精:「あぁら、そんな怖い顔をしてはダメよぉ。せっかくのいい男なのにぃ」
桜の精はそう言うと目を閉じゆっくり深呼吸をした。するとさっきまでの魅了が嘘の様に消え失せた。
侯輝:「あれ?なんだったんだろう……天理?」
桜の精:「ふぅ。危ない危ない。アタシ愛の炎で木炭にされちゃうところだったわぁ」
桜の精は悪戯っぽく笑うと立ち上がった。桜の精を睨み付けていた天理はそこで漸くブラムを送還した。ともかく天理がなんとかしてくれた事だけは分かった。珍しく結構怒っている天理には悪いけど俺の為にこんなにも怒ってくれるなんて嬉しいなと不謹慎にも思ってしまった。
侯輝:「えへへ、天理、ありがと」
天理:「こら、にやけてんな、もっと気をつけろ」
桜の精:「ふふふ。熱々ねぇ。アタシの魅了にかからない男なんて滅多にいないから金髪のお兄さんを許してあげて。黒髪のお兄さん」
桜の精:「でもアタシと一晩寝てくれたら次のフロアの扉を開けてあげるんだけど……」
天理:「断る!」
侯輝:「ごめんね俺天理以外はやだな」
桜の精:「あら残念。それじゃあ……」
桜の精はそう言うとこの森の奥に住む妖精の手伝いをしてくれたら扉を開けると約束した。
森の奥にあるやはりどこかで見たことがある様な平屋の一軒家にたどり着くとそこには家主が居ない家を守り続ける座敷童子が独り寂しく佇んでいた。
桜の精:「元気が無くてお掃除も出来ないみたいなのよ。この子と一緒にお掃除してあげて」
桜の精がそう言うと座敷童子は俺達を見てにっこり笑った。
侯輝:「わかった!任せて!」
天理:「……!分かった」
天理が微笑み、俺が元気よく答えると早速箒を手に取り家の中に入った。
桜の精:「ふふ。よろしくね」
俺がはたきをかけ、天理が風の精霊で埃を飛ばし、俺と天理と座敷童子とで箒で床を掃き、水拭き、乾拭き、窓枠の汚れを落とし、棚の上や壁を綺麗にした。
俺の鼻歌を聴きながら皆で分担し作業を続けた。
粗方綺麗になって座敷童子を挟み縁側で三人座って一服すると座敷童子は天理にぎゅっと抱き付いた。
天理:「わ……お、い?どうした?」
天理が驚きつつも優しく頭を撫でると座敷童子は嬉しげに頬ずりした後満足げに離れた。
侯輝:「あれ、俺にはしてくれなかった……」
しょんぼりと言う俺の言葉を聞いて座敷童子は恥ずかしそうにもじもじした後また天理の膝の上に乗っかり今度は俺の方を向いて手招きした。
俺は喜んで近づき抱っこすると腕の中で大人しく丸まったままじっとしていた。
しばらくすると眠くなったのかウトウトし始めたのでそろりと降ろして布団を敷いて寝かせた。するとすぐにすやすやと寝息を立て始めた。
桜の精:「これであの子はもう大丈夫。願いを聞いてくれてありがとう。さあ次のフロアの扉を開けるわね」
始終を見守っていた桜の精がそう言うと俺達を元来た場所へと導き歩く。だがしばらくして座敷童子の住む家を見つめたまま立ち尽くしている天理の顔を覗き込むと涙を溢していた。
侯輝:「天理?!どうしたの?」
天理:「……!あ、ああ……あれ?なんで俺……すまん、先進もう」
天理の顔を心配そうに覗くと慌てて袖で目尻を拭った後笑顔を作ったけど、その表情はまだ悲しげだったから俺達はそれ以上何も言わずに先に進んだ。
天理:「ずっとあそこに居たかった……すまん、ただのイベントなのにな、変なこと言って」
侯輝:「いいよ。俺もそんな気分だったから」
俺はそう言って優しく微笑むと天理の手を握りしめ歩き出した。
桜の精:「アタシは……先に進んだ方が良いと思うわ……なんてね。さっ扉を開くわ」
桜の精は真剣な面差しになり最初の巨大な大樹まで来ると巨大なウロへと桜の花びらを手から溢れさせふぅと息を吹き掛ける。桜の花びらが散り消えるとそこには登り階段が現れていた。
桜の精に見送られ登っていくと大きな扉の前にたどり着いた。
ーーあの時は自分達の手で皆を助けられたんだって少しだけ誇れた気分だったけど、皆の犠牲は俺達の……
地下5階に昇り扉を開けると今度は寂れた病院の建物内だった。
侯輝:「なんだか不気味な雰囲気だね……」
天理:「ああ、そうだな。今度は戦闘があるかもしれん」
俺達は警戒しながら館を歩き出した。ぼろぼろの館の中は一人一人居らず、だが蝋燭の明かりだけが灯っていた。窓の外は夜の光景が写し出され、その景色は不気味だった。
しばらく歩くと何かが割れるような音が聞こえてきた。
天理:「今の音は?」
俺達は音のした方へ駆け出すとその先は食堂で中に入るとテーブルや椅子は倒れており床には皿の破片やスープの入った鍋が落ちていた。そして奥の方ではナース帽を被った骸骨と病衣のゾンビ達が戦っているのが見えた。
俺達に気付いたのかこちらに振り向くと骸骨とゾンビ達が襲いかかってきた。完全に接敵する前に天理が火の精霊を呼び出し先行してゾンビを攻撃させると、俺はそのまま突っ込み、骸骨を蹴り飛ばして壁に叩きつけ剣に光の精霊を宿し叩き倒した。
天理:「動きは鈍そうだな。えげつない攻撃も無さそうだ」
侯輝:「そだね。実際のゾンビ意外と速いし酸吐くしホントやだよね」
言いながら火に焼かれてウロウロするゾンビを剣で斬り裂きながら天理に近寄ると、天理は炎の刃でもう一体を切り伏せていた。
侯輝:「天理、危ないからあまり前出ちゃだめだよ」
天理:「ああ……って俺もフォワードできるだろうが」
侯輝:「あ、うん、そうなんだけどさ……」
天理は前衛向きでは無いが戦えない訳じゃない。背中を預けて戦える。知っているはずなのになぜか後ろに庇い心配しまう気持ちが溢れてしまっていた。
俺は頭を振って気持ちを切り替えると、探索を続ける。襲い来るゾンビの人や動物やクリーチャーを倒しつつ、ゾンビを産み出した研究者の日記やら医者の手記やらを読み、なぜかただの扉に異様に複雑に施されたカラクリを解き進む。
侯輝:「もう扉壊しちゃいたい」
天理:「ふふっ、そう言うな。そういうアトラクションなんだから」
戦闘が多く不気味な雰囲気も相まって緊張続きで強張りがちだった天理の顔がほんの少し緩む。俺はそれが嬉しくて思わず笑ってしまう。
侯輝:「そうだね。ごめんね」
天理:「いや、俺はお前のそういうところが好きだよ」
ぽそりと呟かれた言葉が俺の心を暖かくする。
侯輝:「えへへ、ありがと」
天理:「……おう」
ぎゅっと抱き締めると天理は顔を赤く染め俯く。
天理:「も、そろそろ離せ警戒しないと」
侯輝:「ここね、扉開けて移動しないと敵出てこないアトラクションだから大丈夫!」
呆れる天理を気が済むまで抱き締めると体を離す。すると天理が不思議そうな顔で見上げるので首を傾げてみる。
天理:「お前背伸びたか?」
侯輝:「え?うーんちょっとだけまだ伸びてるみたいだけど。今度測ってみようかな」
俺達はその後も何度か戦闘を繰り返し、フロアボスの大きな部屋にたどり着くとゾンビ研究者のイベントの後、大きな穴から犠牲になった人々の霊体の集合体である巨大な怨霊が現れ襲いかかってきた。攻撃が通用するのは剣ではなく霊力が込められた射影機らしい。
侯輝:「バイオハザードシリーズだと思ってたら零シリーズだった!」
天理:「それでゾンビが妙に心を抉ってくる和製ゾンビだったのか。侯輝、実態を持たない霊体系ならお前の独壇場だ光の御子の力を見せてやれ!」
俺は軽口を叩き、それに合わせる様に天理は冷静な解説風に早口で喋ってはいたものの、実際は巨大な怨霊から聞いているだけでも頭の中をぐちゃぐちゃにされそうな無数の怨念、怒声、鳴き声、悲鳴が飛び交い、俺は半泣きだったし、俺の肩に手を置く天理の手は震えていた。
それでも必死に唐突に支給された射影機に光の精霊力を込めて構える。
侯輝:「えっと、ごめんなさいっ!!」
俺がもう訳が分からないまま謝罪の言葉を叫びつつ撮影ボタンを押すとフラッシュが焚かれ、巨大怨霊は悲鳴を上げながら一撃で消滅した。
フロア風景が夜明けを演出し、なぜかこの階層だけ天野月子のテーマ曲が流れ、上層への階段が現れた。
天理:「最後まで抉ってくるな……」
侯輝:「このフロア作った人絶対おかしいよ!?」