千の始まりの葉

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年下×年上(侯輝×天理)

1P 三人称
2P 候輝視点 R18(侯輝×天理)
3P 候輝視点 R18(侯輝×天理×候輝)
4P 三人称

元々土台にはあったのですが、風呂敷を広げてしまいました。
あと、設定上一番のイケメンを出したんですが表現力の問題でお伝えしきれておりません。まぁ万人がキラキラ好きとも限りませんしね(言い訳コーナー)

始まりは二人だった。空の神と大地の神が二人。二人は少しずついろんな子を産み出した。その中には微かに光る者はいたが、今の夜空の星の様に小さく瞬くのみだった。光と闇といった境はなく、まだ混沌としたモノクロの世界だったが、それは当たり前で、穏やかに平穏に暮らしていた。
そんな穏やかな暮らしが好きな空の神と大地の神だったが、少しだけ退屈した二人は「ちょっとだけ賑やかなのもいいかもな」と、やはり穏やかに話しながら交わると太陽の神が生まれた。太陽の神は空の神の懐で燦然と駆け回るとモノクロの世界を無限の彩りで満たし、活気と喜びをもたらした。空の神と大地の神は喜び太陽の神に感謝した。
だが光が強くなると同時にモノクロの世界の暗さよりも更に深く重い闇が強くなる事を知る事となった。太陽の神は光であり闇でもあった。世界の怒りや悲しみも強くなると空の神と大地の神も心を痛めた。空の神と大地の神は少しだけ光を弱めて欲しいと太陽の神にお願いした。喜んで欲しかった太陽の神はそんな二人に衝撃を受ける。太陽の神は争いや不幸の原因となった自らの半身たる闇の部分を忌み嫌い箱を用意すると、闇の部分を切り離して箱の中に封じ込めた。
こうして太陽の神は光だけの存在となり世界に喜びと活気だけを与える存在になるはずだった。だが空の神と大地の神は太陽の神の闇の部分も等しく愛していた。二人の神は太陽の神の行いを悲しく思い、闇の半身を取り戻す様に伝えた。「何が悪いのですか?世界から争いも悲しみも無くなり、喜びに満ちた世界になったんだからこれでいいじゃないですか」太陽の神は二人の悲しみが理解できず闇の半身は封じられたままとなった。二人はそれが光を弱めてくれとお願いした事がきっかけとなったであろう事を心から後悔した。闇の半身を哀れに思った二人はひっそりと闇の半身を探し解放しようとしたが太陽の神に見つかり闇の半身が封じられた箱を壊して殺そうとしたので大地の神は懐に闇の半身の箱を隠した。太陽の神から守ることはできたがこれで解放もできなくなってしまった。空の神と大地の神の悲しみは水の神を産み出し雨を降らす事もあったが、光溢れた世界は喜びと平和な日々を続けていた。闇の半身を置き去りにして。

時は流れ世界は人の世に移り変わる。神々の始まりは聖典に残る程度で多くは知られていない。伝承では空の神と大地の神の魂は多くの時間を経てうつろぎその営みを精霊達に任せて魂だけが漂っているとされ、始まりの二人の神の子の神々も神官が祈れば応える程度の存在になったと伝わっている。

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